スマホをいじっていて、これは便利かも、と思ったのが「天気アプリ」です。
設定で地域を選択しておけば、各地の気象状況がリアルに把握できます。移住先の気候を知っておくのに、これはなかなかのお役立ちツールです。数値で言われてもピンとこないけど、これだといま居る場所より暖かいとか、寒いとか、湿度が高いなどと、今体感している感触と比較するから想像しやすいですよね。
画面を見ていて「ん!?」と思ったのが「大気質」という項目です。竹山が一番数値が低く、霧島周辺の高原、小林、そして鹿児島市はいずれも数値が高く、その差もそこそこあります。
竹山が一番空気の質が良い、ということのようです。確かに竹山の空気が良いのは間違いないです。しかし、樹木が多く交通量や産業を考えても、山の中の高原町の空気がこの程度とは意外も意外。霧島周辺は空気がきれいだと思っていたので、これにはいささかびっくり。
どういう要素で判定しているのか見ると、どうやら二酸化硫黄の数値が高いようです。
あ!
それ、当然だよね。活火山だからね。
桜島のように噴火していなくても
霧島連山も活火山だからね。
あ。そういうことかいな。
・・・・とはいえ?な気分は残ります。
そこできっちり調べてみると、なんとも都合のいい指標のようです。
大気質指数の計算方法
大気質指数(AQI)はさまざまな政府組織において、大気質を国民に伝える方法として採用されています。AQI は、さまざまな汚染物質のレベルを、わかりやすい方法で 1 つの指数に変換する手段です。
ここまではヨシなんですが、指数算出に使う汚染物質の特定は決まっていない!
うおい!
なんやそれ。基準が違う計算で出したものを比較するんかいっ!
測定される汚染物質として一般的なもの
- 粒子状物質(例: PM2.5、PM10)
- オゾン(O3)
- 二酸化窒素(NO2)
- 二酸化硫黄(SO2)
- 一酸化炭素(CO)
インドの場合はこの6に加えてアンモニア(NH3)を測定しています。
我が国の環境保護庁では主要大気汚染物質として次の5つを採用しているよ。
オゾン、粒子状物質、一酸化炭素、二酸化硫黄、窒素酸化物
平均化時間
測定の平均を算出する時間も各政府によって異なるんですよ。その幅たるや1~24時間!!!
汚染物質濃度のしきい値
これは一定の判断基準になる数値を設定して、対象数値が何を意味するかを解釈するのですが、その判断基準も各国それぞれ、独自なんです。
そう言えば、中国の大気汚染がひどいというニュースが度々報道されていたとき、「中国の基準値は低く決めているから、実際はもっとひどいはずだ。」と解説してましたねぇ。
ま、事程左様にいい加減なのね。こういうデータは。
せやな。
なんせ、グレタ嬢ちゃんが活躍してんねんからw
あからさまに世論誘導のツールやろな。
自分の感度で判定するほうが正しいで。
補 足
移住先の物件確認で、高原町、鹿児島市に行ってきましたが、空気がうまくなかったです。竹山団地の空気が素晴らしくうまいので、それに比べると間抜けな印象でした。むかーしの東京都のようなひどい空気、という感じはないのですが、思わず深呼吸したくなるという事はありませんでした。ということは、このスマホアプリは侮れないのかなぁ。
その後も毎日、各地(竹山・高原・小林市・鹿児島市・東京)を見ているのですが、ほぼ例外なく、竹山と東京は二桁止まり。高原、小林、鹿児島市は「敏感な人には影響あるレベル」のことが多いです。