まぁ、何でしょう、この記事タイトル(笑)
これは雀鬼と呼ばれている雀士・桜井章一氏のことばです。 *文末で触れます。
初心者同士の健康麻雀とネットゲーム(対戦ではなくプログラム相手の対戦ゲーム)ですら、やりながらあれこれ思うことがあります。
博打はどう打つのかを知ろうとしなかったなぁ。
決断しようにも判断するための材料がまるでないことも多く、折々の決断がそれで良かったのかすらわからないこともある。
自分の預かり知らないことで大きく状況が変わることはいくらでも起きます。
結婚相手が病気になってその介護が最優先、ということになるかもしれない、相手や、その家族が負債を背負うかもしれない、相方だけでなく子供ができれば更にその要素が増えていく。
「家族とは自分の意志よりも優先すべきことが発生する可能性を抱えること」というハイリスクなことというのがワタシの家族観です。
とはいえ、博打は丁半、五分五分ですから逆もありなんですけどねw
結婚相手がやたらに強運で、自分は何もしなくてもグイグイといい方に引っ張られる、とか「鳶が鷹を産むもあり」でしょうけどね。
逆のことをこれっぽっちも考えたことないです。逆の発想をしたことがなかったのは残念だった、とも言えますが、この歳まで思いもしなかったことは、ワタシ的にはブレずにこれたので都合よかったと思うのです。生まれてすぐ知り合った人たち(親兄弟)がミスマッチだったから、どうしても負の発想になったんだろうと思っています。
不覚でアリマス。
後悔とか振り返りはしない性格だけど、このことに関しては間違いなく不覚を取りました。
ちょっと後悔してしまいますわ~・・・
「勝負師は逃げるのも大事な芸なんですよ」
これは鶴岡一人氏(元南海監督)のことば。
麻雀やってると、だめなときはだめなんですよね。ほんと。どんな牌をつもるかは運なんだから。まったくお任せなわけです。
ダメな時、これはダメだとさっさと気づいてそれなりの打ち方にしないと自滅します。自爆という方がいいのかな。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
これは野村監督の言葉。これ、深いですねぇ。深い。さすがのノムさんです。
麻雀に限らず、人生も、負ける時、失敗する時って負けるべくして負けてる。失敗するべく失敗してるんですよね。すぐそうとわからなくても。
表に見えることの底に流れがあることに気が付かない、流れを無視して決断、行動するから負ける。
ここでタイトルの「麻雀卓には自然の摂理が流れている」となるわけです。
麻雀の教則本の解説スタンスは確率に基づいています。Aのやり方よりこっちのほうが確率が高い・・・、という感じですね。
ある程度はその考え方が通用することもありますが、そもそも次に何をつもるかはわからないし、他メンバーの持ち牌は見えないのですから、全てを確率で考えることは出来ないのです。
なので確率を持ち出して解説してあるのがどうも!?な思いでいました。
桜井章一氏が「麻雀は確率ではなく流れのゲーム」と断じている記事を見て目からウロコでした。件の記事は東洋経済のコンテンツに桜井章一氏のコラム欄があり、他の記事も中々含蓄ありますよ。
▶東洋経済 桜井章一氏コラム一覧
ご存じない方は「雀士がなぜ東洋経済のコンテンツに登場?」と思われるかもしれませんが、桜井氏の著書は経営者、ビジネスマンによく読まれています。卓球解説の平野早矢香さんが現役時代に、勝負感を養うために桜井氏に師事していたのは有名です。東洋経済サイトの桜井氏プロフィールでは次のように紹介されています。
雀士、経営者、作家
1943年東京・下北沢生まれ。大学時代に麻雀を始め、裏プロとしてデビュー。以後、圧倒的な強さで20年間無敗で勝ち続け、「雀鬼」の異名をとる。現役引退後は、「雀鬼流漢道麻雀道場 牌の音」を開き、麻雀を通して人としての道を後進に指導する「雀鬼会」を始める。モデルになった映画や漫画も多く、講演会などでその雀鬼流哲学を語る機会も多い。著書に『負けない技術』『流れをつかむ技術』『運を支配する』『感情を整える』『群れない生き方』など多数。
ところで麻雀の腕の方ですが、健康麻雀の方はそこそこ勝っていますが、それでもルールを覚えていないひとがぶっちぎりで勝ったり、なんてこともあります。
ゲームの方はダメですね。まったく。
仲間とやるときは負けても「楽しかったぁ♪」となるのですが、麻雀ゲームで負けるとものすごく腹が立ちます(>_<) プログラムの出来に感心するばかりですが、なかなか勝たせてくれない。負けて腹が立つとしばらくその気分が続くのでやらないほうが精神衛生にはよろしいです(・_・)
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