NHKでユーミンの「やさしさに包まれたなら」を歌い継ぐという番組を見ました。朝ドラの「エール」に関連した企画のようです。同じ企画か不明ですが、以前にも坂本九さんの「上を向いて歩こう」を見たことがあります。ステイホーム期間中だったので「コロナ禍絡み」かと思って、この選曲にはいささかげんなりしましたけどね。あの歌はひとりぼっちの歌ですもん。「♪ ひとり~ぼっちの夜~ 」ですよ。
坂本九さんの歌で行くなら「見上げてごらん夜の星を」でしょうけどね。いずれにしても永六輔さんの詞はウェットで好きじゃないですけどね。

話がずれました。

「やさしさに包まれたなら」はさほど長くない曲なのに17組(27名)でリレーするので、ひとりひとりの時間が短すぎたと思いますが、ユーミンのアイデアでそれぞれの幼い頃の写真を間に挟んで作られていて、これがなかなかいい感じに仕上がっていましたよ。この動画はNHKで公開されています。
※上のYouTubeはユーミン本家がアップしているものです。なのでブログで使うのも許されるかな、と。

ユーミンはリレー動画にアーティストの幼い頃の写真を挟もうと思ったことについて
「だれでも幼い頃は、大人たちに愛情と優しさをたくさんもらって素敵な顔をしているから。(それを見てもらえばメッセージがより伝わると思うの。)」
と話していました。()内は正確じゃないかも。多分こんな内容だったかと思います。

 

「やさしさに包まれたなら」歌詞

 

 

作詞・作曲:荒井由実とあるので、結婚する前に作ってるんですね。
調べたら、1974年に不二家のエクレアのコマーシャル曲を依頼されて作ったんだそうです。商業ベースの依頼に応えてこんな素敵な曲を作るのだからユーミンの感性はすごい。しかも、その時ユーミンは20歳!(1954年生まれ)

20歳にしてこの感性。改めてびっくり。
やっぱり、この曲、創り出したのではなく、降りてきたんだなぁ。

 

ユーミンの曲はインスピレーションで生み出したものがいくつもありますよね。ユーミンを通して表現されている、意識のメッセージみたいな。
*「意識」という言葉、私は宇宙意識みたいな感覚で使っています。

「やさしさに包まれたなら」は特にそう思わせられる曲です。この曲は「魔女の宅急便」のエンディング曲に使われたり、不二家以外のCMにも何回も使われており、これまでにも「数年ぶりに懐かしく聴く機会」が何度もありました。
そのたびに、ほんとにこの曲はすごい、と思うのです。

 

耳にしたはじめの頃は「子供のとき 神様がいてふしぎに夢が叶う」というのは、クリスマスのサンタのように大人が神様になって夢を叶えてくれる、という意味だな、と思っていました。

だいぶおとなになってきてから(ずいぶんと年をとってから)それだけじゃないんだなぁ、と気がついた。
(ユーミンがそう伝えているわけではないでしょうが)

やさしさに包まれていると「意識」の感度が高くなるのです。だから現実化のパワーが強い。
やさしさのエネルギーはとても微細で濃密だからパワーが高い。やさしさにつつまれると自分のエネルギーも同調して微細で濃密になりパワフルになる。

やさしさのエネルギーは人が発するだけでなく
静かな木漏れ日や、雨上がりのクチナシの香り・・・こういうものもそうなのです。

こういうものに比べて、人のやさしさは圧倒的にパワフルなのでしょう。

やさしい気持ちで目覚めたら奇跡が起こる、とユーミンがうたっているように、自分の気持ち自体が優しいとき、人は最も意識に同調できて、パワフルなのでしょう。
そうなりと、あっさり奇跡が現実化するのでしょう。

やさしさに限らず、人の気持ちはパワフルだから、よくよくコントロールしないと、現実化してもたらされるものも強烈です。

 

なんだかんだで、今、人のやさしさから疎い状況にあっても、木漏れ日のやさしさに包まれ、クチナシの香りのやさしさに包まれる・・・このようなささやかなやさしさを感じ取って「こころの奥の大切な箱」にためていく。
こうして少しづつやさしさに包まれて暮らしていると、自分の中にやさしさが湧いてくる・・・。「こころの奥の大切な箱」のなかで魔法が起きてやさしさがより精妙になり香り出てくるように。
そして、そのうち自分のやさしさが外のやさしさを引きつけてくれる・・・。
こうして自分をつつむやさしさは膨らんで大きくなっていく・・・。と、私は思うの。

身の回りのやさしさに目を向け、耳をかたむけ、気配を感じて、ただ、そこに身を置いていると気づけばいいのよ。

「目にうつる全てのことはメッセージ」のメッセージというのは「意識」で、それは「気づき」という形で受け取るのです。

 

 

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