一挙に3つの成果!ロシアクーデター劇の裏|したたかなプーチン戦略

エッ!ロシアでクーデター!!!

おっちゃん

わ!わ!わ!
えらいコッチャないかいっ!

数日も経ず、反乱軍とされるプリゴジン率いるワグネル部隊と交渉成立!

おっちゃん

えええ~!!!
急転直下、えらい展開やないかい一っ

 

これ、なかなかに興味深い展開でしたね。
Twitterでは真相はどうなの?という情報が交錯していました。無論、国内メディアでの親ウクライナ派(というよりカザール子飼)の”専門家”たちのアホくさい話は完全無視です。

以前からロシア語堪能な親ロシア派の学者が翻訳しているプーチン演説、インタビューなどの投稿を見てきました。他にも海外の情報を見渡しつつ、なかなかの考察をする人などの投稿も見ていました。スプートニク(ロシア報道機関)の日本語版も。

これらを総合するとクーデターと見せかけたしたたかな戦術だったか、とガッテンしましたよ。あれこれ想像するにしても、発生から決着までが短かったのと、当事者のシグナルによってこのクーデター騒ぎの一連の流れの概要がそこそこ正確にわかってきました。
諸説ありますが、自分の”それならいいね”的基準で選択しました(笑)

その私的野次馬推測。

西側(表向きNATOを中心とするカバール勢力)がワグネル部隊を率いるプリゴジンを抱き込もうと画策していた。(つい先日、米で明らかになった使途不明金がそれに当てられたとする情報もあり)*62億ドル=約8900億円
プーチン大統領はこれを早くから把握していた。(プルゴジン氏が直接話した、という説と諜報機関が上げたという説あり)
プーチン大統領は以下の3つを一気に解決できる戦略を用意した。

  • 政権内部に西側から資金提供を受けている裏切り者の存在をこの機会にあぶり出すこと。
  • 西側にロシアが不安定要素を抱えていると勘違いさせ、国外の本音をあぶり出す。
  • ドサクサに乗じてワグネル部隊を有利な位置に移動させる。
  • ベラルーシに移動させて戦術核の脅威を更に印象づける。
  • 西側は自分たちが把握している以上にロシアはしたたかだと知ることになる。

 

なかには期待も含めていますが、結果を見るとワグネル部隊がキエフに近い位置に移動したことはかなりの脅威になるようです。
この布陣を敷くために後々針の穴になりそうな要素を一層したかったのでは、と思います。ということは最終仕上げが近いのかもしれません。

ルカシェンコ大統領は、ロシアでの武装反乱が発生した当初、有事に備え軍に対し「完全な戦闘準備」を整えるよう命令していたと明らかにしたようです。ロシアがきっちり知っておきたいのはこのような隣国・同盟国の対応でしょうね。

プーチン大統領が「裏切り者に懲罰を与えない。」としたのはプリゴジン氏とワグネルの戦闘員を養護しているわけです。本物の裏切り者は自ら離れていったのですから。
当初、「懲罰は与えないがブルゴジン氏はベラルーシに送る。」という報道がありましたが、現在プルゴジン氏の消息は不明です。多額の賄賂を無駄にされた西側の報復(プリゴジン氏に対する)から守るため、当然ですよね。

これが正しいかはともかく、テレビであれこれ勝手な期待を語っていた専門家たちの口の軽さよ。

実はロシア内部は不安定で、何かを切っ掛けに内戦が起きても不思議ではないんですよ。

プルゴジンは野心家で次期大統領を狙っている。
プーチンは国民に圧倒的人気のあるプルゴジン氏の追い出しにかかった。

 

私達が接するメディアにはこのようなウクライナ贔屓というか、一方の情報を丸呑みしている人しか登場しません。海外では真逆の意見や情報も多く、それを納得させる”戦闘態勢を取っている兵士を映画撮影のように見物している市民の様子の動画”なども拡散されていました。また、”進軍する途中のワグネルの戦車を背景に兵士とツーショットを撮る市民の動画”がテレビ放映されたらしく、その動画もありました。

ほんと、日本のメディアは信用ならないだけでなく、恥ずかしいですよ。

補 足

先程、プーチン大統領がロシア国民に演説しました。その翻訳記事を読みました。
【全文日本訳】プーチン大統領 ロシア国民への演説

この内容を読むと、今回の件では上に書いた3つの成果に加えて「国民の結束」も得るような狙いがあったかに思えます。

何やらこの予言が信憑性を持ってきましたね。

 

 

 

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補 足

下のTwitterの上部分は元情報であるロシア人の投稿で、それを日本人が解説したものです。

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